回漕用として空コンテナ輸送のためのBookingの操作方法を説明します。
神原汽船株式会社

はじめに
概要
対象者
代理店様
1Bookingの作成
回漕用に自社の空コンテナ輸送のBookingを行う画面を表示します。
-
メニューより「Empty Container Re-Position Booking」を表示します。
Customer Service -> Empty Container Reposition -> Empty Container Re-position Booking -
Booking(回漕用)作成画面が表示されます。
この画面では回漕用としてBookingaされた情報の参照と、回漕用Bookingの登録が可能です。項番
項目
説明
①
Period / Vessel Voyage
登録されている回漕用Bookingに該当する期間、または本船を指定します。
②
Service Lane
特定のサービスで検索する場合は指定します。
③
From To Location
回漕用コンテナの積み地/揚げ地を指定します。
④
Data Selection
登録されたBookingの状態を指定します。
Status
説明
ALL
全てのBooking情報を表示します。
ALL(Except Cancel)
キャンセルされたBooking以外のBooking情報を表示します。
Empty Booking
空コンテナ用のBookingのみを表示します。
⑤
Search
検索ボタンです。条件に該当するBooking情報をResult欄に表示します。
⑥
Export Excel
表示されているBooking情報をExcelファイルにダウンロードします。
⑦
Add Vessel Loading
回漕用Bookingを作成するボタンです。
⑧
Result
検索結果、もしくは作成したBooking情報が表示されます。
⑨
History
作成されたBookingの作成履歴が確認できます。
⑩
Split Empty Booking
作成済みBookingから新たに別のBookingを作成します。
⑪
Update Container
作成済みBookingを選択すると、データに登録したコンテナ情報の変更が可能です。
⑫
Save
保存ボタンです。登録したBookingを保存する場合に使用します。
-
Add Vessel Loadingボタンを押して、Bookingを作成します。
-
新しい行が以下のように追加されます。必要な情報を設定します。
-
Vessel Voyageを入力します。
-
POLおよびPODのYard codeを指定します。虫眼鏡をクリックすると候補が表示されます。
指定したVessel Voyageに該当するYard codeが表示されますので適切なヤードを指定します。
選択後、情報が表示されます。
積み替え(T/S)が発生する場合
以下の虫眼鏡をクリックします。
-
積み替えのルート設定の画面が表示されます。
(2024年10月29日 追記)
空コンテナを船上に乗せたまま回漕する場合(Remain on Board)
発生ケース:積載する本船がその航海では回漕先の港に寄港せず、船内にとどめられたまま、次の航海で目的の港に寄港する場合
対応方法:指定するVVD:最初に積載する本船を指定します。
POL:空コンテナを積む港(自港)を指定
POD:回漕先の港を指定
T/S:以下の操作で設定を行います。
・本船のルートがW-bound -> E-bound(次のVVD) -> W-bound(次のVVD)になるよう指定します。
ROB:船内に置かれる航路はROBのチェックを入れます。
Applyボタンを押して設定を完了します。
※航路の登録が無く、エラーメッセージが表示された場合、弊社運航担当までご連絡をお願い致します。
-
回漕するコンテナBooking本数を登録します。Booking Volume欄のInput(虫眼鏡)をクリックします。
-
入力画面が表示されます。Add rowボタンを押し、Type/Sizeを指定の上、Qtyに本数を指定し、Applyボタンを押します。
入力した内容が設定されます。
-
EQ SpecはALLを選択します。
-
Saveボタンを押すとBooking番号が自動で採番され、システムに回漕用コンテナのBookingが作成されます。
(2024年8月8日 追記)
もしSaveした際に、以下のメッセージ「コンテナ番号 is in immediate exit,~」が表示された場合は・・・
お手数ですが、メッセージに表示されたコンテナ番号を添えて、弊社中国コンテナ課までご連絡をお願い致します。連絡先:
container@kambarakisen.com
mlcs.container@tsuneishi.com(2025.4.22追記)
後ほど、弊社コンテナ課より更新完了のメッセージが送られてきましたら処理が継続できます。
2回漕コンテナの設定
作成した回漕用コンテナのBookingに対して、回漕するコンテナを設定します。
各ヤードに在庫のある空コンテナを選択し、Bookingデータに設定していきます。
-
作成した回漕用Bookingデータにチェックを入れ、Update Containerボタンを押します。
-
コンテナを設定する画面「Attach Empty Container No.」が表示されます。
項番
項目
説明
①
Movement
Bookingによって登録されるコンテナ動静を設定します。通常はVessel Loadingが選択されます。
②
BKG No.
作成された回漕用Booking番号が表示されます。手動で他の番号を入力し参照が可能です。
③
Search
検索ボタンです。BKG NOに該当するブッキングされた空コンテナ情報を表示します。
④
Container Information
アタッチするコンテナ情報を設定する欄です。
⑤
操作ボタン
コンテナをアタッチするための各操作ボタンです。
ボタン名
説明
Report
アタッチしたコンテナ情報に問題がある場合、ボタンを押すと問題となった情報が表示されます。
Add
割り当てるコンテナ情報を登録する行を追加します。
Del
行を削除します。
Bundle
複数のFlat Rack Container(FR)を折り畳む際に使用します。
CNTR
割り当てるコンテナを検索します。
Export Excel
登録用フォーマットをExcel形式でダウンロードします。
Upload Excel
コンテナ情報の一括登録用に作成したExcelファイルを取り込みます。
⑥
⑦
Movement Container
アタッチされたコンテナの動静を表示します。
⑧
History
登録内容の履歴が確認できます。
⑨
Bkd Qty Update
Bookingしたコンテナ本数を変更したい場合はこのボタンで再設定します。
⑩
Remarks
情報を記載する場合はボタンを押し備考欄に登録します。
⑪
Cancel
作成したBookingをキャンセルします。
※キャンセルされたBookingは再利用できません。
新しいBookingを作成してください。
⑫
Save
保存ボタンです。
-
CNTRボタンを押すと、割り当てるコンテナを検索する画面が表示されます。
割り当てるコンテナにチェックを入れてSelectボタンを押します。 -
選択したコンテナがContainer Information 欄に表示されます。
-
Saveボタンを押して保存します。情報が確定し以下のように表示されます。
-
Booking StatusがFirmになり、割り当てられてコンテナをContainer Info.より確認可能となります。
(2024.08.19追記)
2024.08.19より、項番7~8までの作業は、システムを改修したことにより自動的に登録されるようになりましたので、手動による操作は不要となりました。Booking Master画面よりShip. Partyタブをクリックし、自動採番されたBookingを呼び出します。その後、Shipper および Consignee、Notify Partyの各項目を以下に入力の上、Saveボタンを押します。
・Shipper : JP001754- Name: KAMBARA KISEN CO.,LTD- Address: 1083 TSUNEISHI,NUMAKUMA-CHO, FUKUYAMA,HIROSHIMA 720-0396,JAPAN・Consignee/Notify Party: CN002682- Name: KAMBARA KISEN (CHINA)SHIPPING CO.,LTD.- Address: 1801. 1805. 1806, HONGYI PLAZA, 288 JIUJIANG ROAD, SHANGHAI, 200001, CHINAMark & Goods タブをクリックし、以下の項目を入力設定の上、Saveボタンを押します。
•Marks & Numbers: N/M•Description of Goods: EMPTY CONTAINER RE-POSITIONExcelファイルによる一括登録
アップロード用のExcelファイルをダウンロードし、コンテナ番号を入力の上、アップロードすることで一括でコンテナを設定が可能です。
Attach Empty Container No.画面で Export Excelボタンを押します。
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アップロード用ファイルをお使いのパソコンに保存します。
-
保存したファイルを開き、Container No.の欄(C列)のみ入力し、保存します。
-
Attach Empty Container No.画面で Upload Excelボタンを押します。
以下のメッセージが表示されますのでOKボタンを押し、保存しているアップロード用ファイルを選択します。
※アップロードするファイルを開いたままにしているとアップロード時に
エラーが表示されます。ファイルは閉じてからアップロードして下さい。-
正常にアップロードされた場合、コンテナが画面に設定されます。Bookingしたコンテナ本数とアップロードされたコンテナの本数に違いが無いことを確認して下さい。
※割り当てが出来ないコンテナを指定している場合や、既に他のBookingに利用されている場合、メッセージが表示され該当のコンテナの状況が表示されます。・コンテナがInactiveのため登録出来ない場合、実際にコンテナがヤードに存在しているかご確認の上、手動でコンテナ動静:MTとして自港に登録してください。
※RCLのコンテナの場合は、弊社上海コンテナ課へご連絡下さい。
3Flat rackコンテナの取り扱い
複数のFlat Rackの回漕は通常、一つのスロットに折り畳んでの輸送となります。その情報を積み付けシステム(Stowage)へ反映する必要が有るため、下記の操作を行います。
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Empty container repositionでFlat rackコンテナを含むBookingを作成します。
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Attach Empty Container No.画面よりコンテナをアタッチし、Bkd Qty Updateボタンを押します。
-
Type/Sizeが同じFlat rackコンテナを選択し、一番下に設置するFlat rackコンテナにチェックを入れて、Bundleボタンを押します。
一纏めになるFlat rackコンテナにType/Sizeを示すGroup番号が設定されます。
※最大4つのFlat rackコンテナを折り畳み一つのスロットに設定することが可能です。
Saveボタンを押してデータを保存します。
4Bookingデータの検索
作成した回漕用コンテナのBookingの検索方法について説明します。
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メニューよりSearch Empty Reposition Bookingを開きます。
customer Service -> Empty Container Reposition -> Search Empty Reposition Booking 検索条件(Booking/ETA/VVD)を指定し、Searchボタンを押します。
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検索結果がResult欄に表示されます。
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対象のBookingを選択の上、Container Infoボタンを押すと、割り当てられた回漕コンテナの情報を参照できます。
5空コンテナBookingのキャンセル
作成した回漕用空コンテナのBookingをキャンセルする場合は、以下の操作を行います。
ご注意
キャンセルした空コンテナのBookingは再使用が出来ません。お手数ですが再作成をお願い致します。
※Empty Bookingに登録されたコンテナがある場合はすべて削除後にCancelしてください。
登録されたコンテナがある場合Cancelできません。
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メニューより以下を選択します。
Customer Service -> Empty Container Reposition -> Search Empty Reposition Booking -
表示された画面より作成したBookingのVVDまたは、Detailed Searchより、Booking番号を入力し、Searchボタンを押します。
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対象のBookingを選択し、Update Container ボタンを押します。
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登録されているContainerがあればすべて削除する
①チェックボックスをClickし、すべてのデータを選択
➁「Del」ボタンを押し、削除
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「OK」ボタンを押します。
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「Save」ボタンを押します。
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「OK」ボタンを押します。
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「OK」ボタンを押します。
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Cancelボタンを押します。
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「OK」ボタンを押します。
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「OK」ボタンを押します。