混載貨物(LCL)のブッキング方法を説明します。
神原汽船株式会社

はじめに
概要
対象者
Booking作成者
その他
本システムよりLCLブッキングにおいても契約番号による運賃・サーチャージの設定が可能となりました。単位はRT(Revenue Ton)で計算されます。
マニュアル通りにBookingを作成しても運賃が設定できない場合、契約内容の設定に不備がある場合があります。その場合は弊社営業担当者にご連絡下さい。
1LCL Bookingの作成
LCLのBooking作成方法を説明します。
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Booking Master画面においてReceiving / Delivery Termは CFS = S を指定します。
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Booking Container 本数を指定します。1つのBookingまたは複数のBookingの場合においても1つのBookingにコンテナ本数を1と指定し、LCLにチェックを入れます。
以降の作業は通常のフルコンテナの登録時と変更はありません。
2件以上のLCL Bookingがある場合
複数のLCL Bookingが有る場合も、各Booking Master画面においてReceiving / Delivery Termは CFS = S を指定します。
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いづれか一つのLCL Bookingに本数を指定します。その他のLCL Bookingの本数は0を指定します。いずれのBookingにもLCLにチェックを入れます。
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コンテナ本数を持つBookingを明確とするため、本数を持つLCL Bookingは、P/O No.に、LCL MASTER1などの判別情報を入力することで他のLCL Bookingとコンテナの関係を明確にすることが可能です。(必須ではありません。)
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コンテナ本数を設定しないLCL Booking(2件目以降)は、LCLをチェックすることで表示される Mother BKG欄に、コンテナ本数を持つBooking番号を入力し保存します。
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P/O NoやMother BKGで指定した内容はWork with bookingや、Booking Status Reportにおいて以下のように表示されます。
運賃・サーチャージについて
契約番号における設定が正しければ、Freight &SurchargeにおいてAuto-calculationボタンを押すと、適用する運賃の候補が表示されます。候補が表示されない場合、設定に誤りがある可能性があります。弊社営業担当にお問い合わせください。
RTについて
Revenue Ton(RT)は実貨物重量(Total Weight)と容積重量(CBM x 1000)を比較し、より重たい方を基準として計算します。
例
上記の貨物重量は 5,500 Kg に対して、CBMは5.0mです。
よって (5500÷1000=) 5.5 vs 5.0 または、5500 vs (5.0 x 1000 =) 5000 で比較します。
この場合、Total Weightの5500㎏(=5.5t)が重たいと判断し、Tonベースの5.5を単価として以下のように計算します。(㎏ベース or Tonベース)
(2024年6月17日追記)
Total Weight またはTotal Measureの入力桁は下3桁まで入力が可能です。元の数値が小数点以下4位の場合、四捨五入後、3位までの値を入力します。